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USA/UK ※2012年の年賀状に刷った米英です。ハガキサイズに収める為、台詞のみとなってます。 「さっむいんだぞ!!せっかくのニューイヤーズ・イブなんだから、もうちょっとなんとかならなかったのかい!?」 「天気のことまで俺が知るかよ!寒さで言えばお前のとこだってたいして変わらねぇだろうが!大体カウントダウンイベント見たいって言い出したのはお前だろ!?俺は家の中でのんびりしたいっつったのに!」 「だってたまたま英国にいるんだし、米国程じゃないにしろお祭りがあるなら行ってみたいじゃないか」 「お前はお祭り騒ぎが好きなだけだろ。米国のはやり過ぎって言うんだ。そもそも・・・」 「うるさいな、こんな時まで説教なんか聞きたくないよ。それにしてもすごい人だね、テムズ川が見えないや」 「まぁ、この辺りはロンドン中の人が集まるって言うからな。賑やかでいいじゃねぇか、お前はこーゆーのが好きなんだろ?」 「そうなんだけど・・・君、迷子にならないでくれよ」 「誰に向かって言ってんだくそガキ・・・なんだよその手は」 「迷子を探すのは面倒だからね。手を繋いでてあげるんだぞ」 「余計なお世話だっ・・・けど、まぁ・・・俺もお前を探すのは面倒だから繋いでやらないでもない」 「素直じゃないね、相変わらず」 「うるせ、これが俺だ」 「いいけどね、そんな君も好きだから」 「・・・・・・っ」 「あ、トラファルガー広場に着いたね。ほんとすっごい人・・・それに、ねぇ・・・パブった君みたいな人がたくさんいるんだぞ・・・」 「んだよ、その目は。あぁ、ビールならお前の分も用意してあるぜ?」 「持って来てるの!?ちょっ・・・酔っ払わないでくれよ?こんな人混みで酔った君を担いで帰るなんて嫌なんだぞ」 「缶ビール一本くらいで酔うかよ。ほら、もうすぐ0時になる。ビッグベンの鐘が鳴るぜ。カウントダウンが・・・」 『3・・・2・・・1、Happy New Year!!』 「わおっ!花火がすごいんだぞ、綺麗・・・んんっ!?ぷはっ、き、君っ誰・・・っ!?」 「Happy New Year to you!」 「な、なんでいきなりキスなんか・・・て、君も何してんだいっ!!」 「ん・・・ぅん・・・邪魔すんなよ、レディに失礼だろ?」 「ちょっと!恋人の前でしかも路上で他の人とディープキスとか君は一体何を考えてるんだいっ」 「おまっ・・・んな大声でぶっちゃけんなっ!いや、そのち、違・・・えぇと、お前ばかっ!もう行くぞ!」 「・・・顔、にやけてるよ」 「にやけてねぇっ!つうかそんな怒らなくたっていいだろ」 「怒るに決まってるだろ!?一体なんなんだい、あの馬鹿げた破廉恥騒ぎはっ!あちこちでキスしてたぞ!?」 「あぁ?普通だろ?カウントダウンで新年迎えたら隣にいる奴とキスして祝福するって」 「普通じゃないよ!!そうだとしても君は俺とするべきだろ!?なんで女の子となんか・・・」 「・・・だってお前、あの娘としてたじゃねぇか」 「あれはいきなり抱きついてきてキスされたんだよっ!・・・何、君ってばもしかして妬いてたのかい?」 「ばっ・・・違ぇよっ!」 「違わないだろ?そんな泣きそうな顔して」 「ち、違・・・っ」 「君の家に戻ったら、さっきのキスなんか忘れるくらいたっぷりしてあげるからね」 「お前のも俺が忘れさせてやる・・・でも、その前に――」 「・・・人に見られるよ?」 「いい、別に誰に見られてても・・・お前と今すぐ祝福のキス、したい」 「君ってば・・・仕方ない人だね、いいよ。――Happy New Year to you・・・」 |